「ジャンプの漫画学校」50人の選考に受かるには
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「ジャンプの漫画学校」50人の選考に受かるには

こんにちは!東京ネームタンクという漫画ストーリーを専門とする教室と研究室の代表のごとうです。

少年ジャンプの編集部が漫画の学校を始めるというニュースがありましたね!

これまで編集部が開催する学校はそれほど多くなかったと思います。ここまで大規模なものはほとんど初めてでは。

しかし定員が50名!この50人の狭き門、普通に考えてただ応募して受かるものでもないと思います。応募課題で選考するとありますしね。

ジャンプの漫画学校は「賞」と同じだけど違う

「応募課題で選考」…ということは、これって漫画賞の形にとても近くて、漫画家志望者のたくさんの作品が集まるはずです。

さらに今回は商業での連載や掲載の経験もある人も応募可能な上に、過去作品のなんでも提出可能となれば、相当レベルの高い作品が勢ぞろいすることは間違いありません。

しかしまだ絶望しないでください。おそらく商業レベルに近い人を上から順に50人選ぶわけではないと思います。

それはなぜかというと、きっとそれではジャンプ的に「面白くない」から。

ジャンプといえば「面白さ至上主義」です。一方で商業漫画というのは無難にそつなく面白い、というのも大事です。しかしその「そつのなさ」みたいなものは、ジャンプの評価にはまったくならないと思います。

無難に面白い作品を現役漫画家が応募しても落選する可能性は大いにあると思います。

ジャンプは常に可能性を探っている

今回の「ジャンプの漫画学校」でジャンプ編集部が何を求めているか。慈善事業をやるつもりは絶対ないと思うんです。

ひとつ可能性としてあるのは、いま少年ジャンプの書き手も読み手も女性が多くなっています。中学生の将来の夢に、女子だと2位に漫画家(絵に関する仕事)が入ってくるのですが、男子は10位以内に漫画家はありません。

そうした状況で少年への訴求力を高めていく、とか、他にもいろいろな思惑はあると思います。編集部としての知識の共有とか、若い才能の確保とか、みんなが「漫画作りは学ぶもの」という周知がなされるというのも、僕から見たらとても価値あることの1つです。

しかしあのジャンプ編集部の猛者たちが、この世界を少しずつ変えていくとか、そんな生ぬるい思想で動くでしょうか。

僕はシンプルに『鬼滅の刃』を量産したいのだと思います。

メガヒット作品を生み出すために

ジャンプの漫画学校の卒業作品から小ヒット作品が生まれて、みんなでわいわいよかったねー、と盛り上がるためにここまでの準備と投資をしないはずです。そんなことをする意味がない。

ワンピースの登場からワンピースを超える作品を作るまでに20年かかっています。ここの効率化が課題なのではないでしょうか。もっとコンスタンスにメガヒット作品を生み出していきたいという思いがきっとあるはず。

もちろん「ヒロアカ」「スパイファミリー」など映画化して牽引するスマッシュヒットも出ていますがそれでも4,5年に一作出るかどうか。もっと頻度をあげたいのだと思います。

ディズニーやマーベルは全部の作品当ててきますよね。アニメ化映画化してちゃんと大ヒットさせられる作品を年一本は作りたいのではないでしょうか。しかし海外のように「制作チームで作る方法」は日本の漫画の「漫画家の個性全開の作り方」と相性が良くないのでそのまま取り入れることもできない。

「ジャンプの漫画学校」がライバルだと思っているのは「ディズニー」「マーベル」なんじゃないかな…いまどこの編集部もNETFLIXに配信できるような強いIP※を欲しています。その強いIP作りの一貫だと予想します。

(※みんなIPって言うんですよね。販売権利のあるコンテンツ的な意味です。)

求めているものが分かれば出すべきものも分かる

そう考えると、求めているのはきっと無難な作品でも人でもない。これから「鬼滅の刃」「ヒロアカ」「スパイファミリー」に並ぶような、そういう作品を作れる可能性がある人を選ぶのではないでしょうか。

当たり前ですが、将来「鬼滅」を描けるかもしれない人を落とせないですよね。そして「鬼滅の刃」の吾峠呼世晴先生の短編集を読むと、いかにも商業ということではまったくないのが分かります。

しかしそのこだわり、執念、描こうとしているものへの熱意は画面からほとばしるように伝わります。

さて結論として、どんな作品で応募するといいか。
おそらく「ジャンプの漫画学校」で学べたらいいな〜というのんびりとしたテンションや空気が滲んでいる作品よりは、

・「鬼滅の刃」を超えてやるんだ…くらいの野心
・鬼滅?なんですかそれは?そんなことより僕は僕の描きたいもの描きます、みたいな強いこだわり

そういう作品を応募するのがいいんじゃないかな…というのが僕の想像です。まずあなたの応募作品のどこに自分の「こだわり」があるか明言できるでしょうか。それが大事だと思います。

もちろんどんな作品を出すかは自由。一意見として聞いてくださいね。(これで編集部でサイコロ振ってたらごめん!それもありそうだから怖い!)

あと「東京ネームタンク」もあるよ

東京ネームタンクのストーリー構造論はジャンプ編集部にあるメソッドに勝るとも劣らないと、あるとても有名な編集者の人も言ってくれているんだ…

編集者のアドバイスはとてもためになるけれど、なぜそれを言われてしまってどう解決するのか、ということは漫画家が考える必要があります。漫画家目線でストーリー構造に何が必要なのかをお伝えしています。

東京ネームタンクも知ってくれると嬉しいな!


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