40歳が思いのほか重かったので、41歳になるのを辞めました。(死ぬとかではなく。)
あけましておめでとうございます!東京ネームタンクのごとうです。
2021年最初の記事は年齢の話。東京ネームタンクにも、年齢を気にされて、漫画を描く夢を諦めるかどうか、という悩みや迷いがよく届きます。
この僕も去年7月で40歳になりました。 40代になって一番の変化は、体力がなくなった…とか、ありそうなものですが、しかし思い返すとそんなに昔から体力あったか?というとそうでもなく。
一番感じるのが、「40代だしな…」という思考が幾度となく現れること。
これが精神的にすごい煩わしくて。もういっそのことここをハックしてしまうおうと思い立ちました。
そしてそれがわりと成功しているので、みなさんにもお届けしたいなと思います!新年からわりと攻めた記事になります!
朝、顔を洗う度に、40歳の自分を再確認してしまう。
朝起きて洗面所に行って顔を洗う時、当然夜更かししたり、寝不足の日もあるので、朝から覇気に欠ける時もあります。
そんな時の自分は顔にも現れてて、疲れが見えるもの。そうすると「この人40歳だしなあ」という思考がよぎります。
しかしよくよく考えてみると、30代の時だって疲れてる時にはこんな顔してなかったかと。
40歳の自分だと自分で認識するたびに、体が40歳なりの体を受け入れていくような気がして、この自分にまとわりつく40のベールを脱ぎ去ってしまいたい気持ちが常にありました。
自分の意識に、おそらく年齢は、ない。
なぜ40歳のベールが重くまとわりつく感じがするのか。
それはそもそも、意識や精神に、実は年齢というものがないからなんじゃないかと思います。
例えば、あなたが急に、年齢を思い出せなくなる魔法にかかったとして、今のあなたが何歳であるかを、即座に意識と精神から導くことができるでしょうか。
おそらく大学出てから何年経って…とか計算しないと出てこない。
思考にモヤがかかってるから40代かな…みたいなことって、ない。
自分が40歳であると分かるのは、自分が40歳だと知っているからでしかない。
意識や精神に年齢はなく、おそらくボケるまで、いやボケてなお、この意識はこのまま続いていく。ここに過ぎていく時間とのギャップがある。
だとすると年齢はハックの隙がある!
40歳だしな、といちいち思う自分が嫌だったので、
お正月あけたある日、もうこの世界は、少なくとも僕は、
「40歳まで進むと体が30歳に巻き戻る設定」にしようと決めました。
つまり僕は今、ちょうど去年40まで進んだので、ポイントが溜まって、30歳になりました。どうぞよろしくお願いいたします。
「そうだったそうだった、この世界は40になると30になるんだ。」
「どうりで頭がスッキリ!だって30だもんな!」
※本当にこのスッキリ感がすごいのでみんな試してほしい
この設定、すごいですよ。慣れてくるとなんの違和感もない。生活の中で特に矛盾を感じることもない。
ここ一週間そうやって過ごしたので、今ここで40歳になった、と書きながら、いや実は違うんだけどね、と思ってましたもん。
(ちなみに…高校生くらいまで戻れる設定は、自分の中で無理でした。高校生の時こんな考え方しないよな…みたいになって。ある程度考え方が固まってくる20代後半まではいける!と感じてます。)
あらゆる意味で年齢は気にしなくていい
漫画を描くにあたって、もはやこの現代、年齢を気にしなくていい理由はたくさんあり、それはこちらでお話ししてます。
しかしそれに加えて、精神は実は老わない。精神が老いてしまうのは、年齢を認識することで、なんとなく持っているその年代のイメージに囚われるから。
そしてもしかしたらこれ、体にさえ影響があるかもしれない。
鏡を見て、40歳なんだよな、と毎日認識することで、体も40歳なりの自分になろうとしちゃうんじゃないかな。
実際、30歳になったしな、と朝洗面台に立つと、なんとなく体も
「30歳なんだし、30歳の体にならなきゃな」とピリッと気合が入る感じがします。
荒木飛呂彦先生、このハックを使ってるんじゃないかな…
何かを始めるのには今日が一番最適です。だってあなたの意識は、まったく若い。変わってない。挑戦を恐れる理由がない。今年も一緒に成長していきましょうね!
2021年もどうぞよろしくお願いします!
◆最新情報はメールマガジン『東京ネームタンク通信』をチェック!
今回の記事のように漫画制作に活かせる有用な情報を無料でお届けします。月一回のプレミアムメルマガです!ご登録はこちらから。