漫画家になるには|「習う」ことに抵抗がありますか? #001
こんにちは!東京ネームタンク代表のごとうです。
ストーリーマンガの作り方をお伝えしている毎日ですが、それでもまだまだもどかしいのが
「もっともっと習いに来て欲しい…」
という思いが募っていくことです。
なぜ習いに来てもらいたいかというと、一度習ってしまえば漫画作りは思うよりずっと簡単で、誰にでも習得できる技術だからです。
そしてそのことがもっと周知できたら、みんなのマンガ作りはずっと楽に楽しくなるし、日本のマンガ全体のクオリティ向上にも繋がると思うからです。
マンガ作りは料理に近いと思ってます。
料理なら一度材料と手順を覚えてしまえば、少し自分流にアレンジして、30分もあれば一品できてしまうと思います。
マンガもそれと同じで、材料と手順さえ知ってしまえば、無駄なく組み立てられます。完成しないなんて考えにくいことなんです。
しかしレシピを知らないと、ラーメンを作りたいのに、じゃがいもを用意して、刻んでみたり、こねてみたりした後に、ようやくそれがいらないと気づいて捨てて、新たな材料を探しに行って、みたいにいつまでたっても完成に近づきません。
これからラーメンを作るのに、1からラーメンの材料に何が必要か、ラーメンを想像しながら自分で探っていくのは、楽しそうではありますが、遠回りですよね。
みなさんもきっと「ラーメンを1から作ってくれ」と言われたら、ネットでラーメンの材料やレシピを調べたりするんじゃないでしょうか。僕はそれと同じ感覚で、ストーリーマンガの作り方をインスタントに入手して欲しいと思ってます。
ネットに落ちていない、ストーリーマンガの作り方
そしてネットで調べるだけでなく、習いに来て欲しいと思う理由が、ネット上にはほとんどストーリーマンガの作り方が載っていないからです。
実は最近になってこのことに気づきました。コマワリやフキダシや「マンガ」の描き方はわりとあって、「ハリウッド式脚本術」など「ストーリー」の作り方もわりとあるんです。
でも、ストーリーマンガの作り方は、ほとんどない。
なぜそうなっているかと言うと、ストーリーマンガの作り方は、それぞれの漫画家のオリジナルであったから、ということがあると思います。
その漫画家先生限定の方法論なので、他の人には応用できない。
そしてその漫画家先生は自分のやり方を超えた、普遍的な構造まで研究する余力はない。
また漫画家じゃない人がいろんなマンガの構造を研究しても、実際描いているわけじゃないので机上の空論化してしまう。
「習う」ことは、客商売では当たり前
「習う」なんて、できない人がやること、みたいな考えがあるでしょうか。
なんとなく僕は…「誰からも教わったことのない創作料理人」のお店にはあまり惹かれないんですよね…。みなさんはどうでしょうか。
東京ネームタンクは始めた初期の頃から、プロの漫画家先生が多く来てくれています。まだクチコミも少なく信用もないうちから、それでも来てくれて貪欲に学ぼうとする姿勢は「これこそがプロだな」と思いました。
もし何か「習う」ことに対する不安や疑問があったら、ぜひ教えてくださいね。なるべく取り除いていきたいと思います。
東京ネームタンクでは15年以上精査し、のべ1000作品以上作ってきた「ストーリーマンガの基礎」をお渡しします。僕自身が悩み迷いながら精査した構造に、みなさんからの知見を足して作り上げました。
きっと思うよりずっと簡単でシンプルです。これからマンガに取り組む多くの人に受け取ってほしいと思っています。
「まんが奨励会」も開始予定です。
さらにプロ養成のための「まんが奨励会」を東京ネームタンク「ネームできる講座」教室版と動画版を終了された方向けに2月上旬より始めます。
普段の「ネームできる講座」でも十分商業での評価に繋がる基礎はお渡ししますが、さらにそれを身につけ使いこなす勉強会です。出版社の編集者さんにも声をかけていますので、ここでお仕事決まるような実践的な場所にしていく予定です。
こちらも続報お待ちくださいね!